つぐみ(裏にじ)
*「裏にじ」とは飛騨高山にあるコミュニティスペース「にじ」の住人が、たった一人で鑑賞した映画を紹介する記事です。
今回は画面から潮の香りと波の音、そして80’s が溢れ出る、この映画です。
1. 今日はこれ見た。
「つぐみ」
1990年 日本
市川準監督作品
原作・吉本ばなな
2. あらすじ。
生まれつき身体が弱く、甘やかされて育ったつぐみはわがままな18才の少女。しかし死の恐怖と背中合わせの日常を送っているせいなのだろうか、その不思議な生命力にまりあは心をひきつけられるのだ。東京で大学生活を送っていたまりあは、つぐみとその姉の陽子に招かれ、高校までの時代を過ごした西伊豆へ渡る。なつかしい思い出さながらに穏やかな日々を送る少女達。そこに恭一があらわれる。運命の出会いのように巡り合ったつぐみと恭一は自然にひかれあう。しかしつぐみに横恋慕する不良少年は恭一を許さなかった。愛犬を殺され、恭一に暴力をふるった不良達に復讐を考えるつぐみ。夏は、もう終わりに近づいていた・・・・・・。(Prime Videoより引用)
3. お気に入り度。
⭐️⭐️⭐️⭐️
4. 予告編。
5. ひとこと。
つい最近、原作本の「つぐみ」を久々に読み、しばらくはどこからか、潮の香りがしてきそうなくらい余韻に浸っておりました。
あ、そういえば映画を見たことないな・・、
そう思って今回、映画のつぐみをみてみました。
これまでは原作が好きすぎて
映画を見るのが怖かったんです。
逆だったら全然できるんだけどね。映画→原作本。ならね。
見るのを避けてたもう一つの理由は俳優さんたちがちょっと気になってて。
結果から言うと、恭一意外の役者さんは割と受け入れられました。
あ、ようこちゃんはもう少しふっくらしてて欲しかったな・・でもOK.
恭一・・真田広之さんなんですけどね。
真田さんは好きな役者さんなんだけど
私が想像していた恭一はもっとサラッとした人。
中肉中背じゃなくて、筋肉はむしろあまりない・・。
汗はあまりかかない・・。
声はライトで海の音にかき消されてしまうくらい・・。
バイクよりも自転車・・。
私の中で恭一は完全に出来上がっていたみたいw
つぐみ役、牧瀬里穂のちょっと下手で初々しい演技、予想外に受け入れられて自分でびっくり。
当時の牧瀬里穂は何歳だったんだろ?
つぐみが18歳の設定だから同じくらい、またはもっと若かった?
あれくらいの年代の子たちから湧き出るエネルギー(?)が
演技ではなく、素で出てて、それがよかったな。
それがきっと「つぐみ」の真っ直ぐさに近づけた理由の一つかな。
中島朋子はマリアにぴったりだった。可愛い。
俳優さん以外だと・・
80’sのファッション、みていて楽しかったです。
鶏のトサカの前髪。。。恭一の着ていたバブリースーツ。。。田舎の不良たちのファッション。。。
小道具やお家の感じなんかも。
舞台となった伊豆のどこかはとても素敵だったな。
この映画、今の10代とか20代の子たちがみたらどんなふうに感じるんだろう?
あの昭和の懐かしい感じって、どういうふうに感じるんだろう?
ちょっとグレイがかった情景と時代。。
またいつかみたくなる映画のような気がします。
この作品はPrime Video(有料)で見ることができます!
次回、裏にじもお楽しみに♪
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