東京物語(裏にじ)
2021年 あけましておめでとうございます!
今年も「にじ」をよろしくお願いいたします。
去年はコロナの影響でパブリックでの上映会等が思ったようにできず
でもおかげで自分が今できることは何かをじっくり考えることができ
おうちでの時間がたくさんあったおかげでたくさんの映画を見ることができました。
自分が見たかった作品、友人おすすめの作品、今まであまり見てこなかったジャンルの作品へのチャレンジ・・・
映画の素晴らしさを再確認できた2020年でした。
今年も「にじ」という会場での催しはどこまでやるかは未定ですが
引き続き、「裏にじ」と題して、このブログ上で自分が個人的に鑑賞して紹介したいと思った作品を残していこうと思います。よろしくお願いいたします!
さて・・
そんな2021年最初に見た作品は、、、こちらっ!!!
1. 今日はこれ見た。
東京物語
1953年 日本
小津安二郎監督
2. あらすじ。(Wikipediaより引用)
尾道に暮らす周吉とその妻のとみが東京に出掛ける。東京に暮らす子供たちの家を久方振りに訪ねるのだ。しかし、長男の幸一も長女の志げも毎日仕事が忙しくて両親をかまってやれない。寂しい思いをする2人を慰めたのが、戦死した次男の妻の紀子だった。紀子はわざわざ仕事を休んで、2人を東京名所の観光に連れて行く。周吉ととみは、子供たちからはあまり温かく接してもらえなかったがそれでも満足した表情を見せて尾道へ帰った。ところが、両親が帰郷して数日もしないうちに、とみが危篤状態であるとの電報が子供たちの元に届いた。子供たちが尾道の実家に到着した翌日の未明に、とみは死去した。とみの葬儀が終わった後、志げは次女の京子に形見の品をよこすよう催促する。紀子以外の子供たちは、葬儀が終わるとそそくさと帰って行った。京子は憤慨するが、紀子は義兄姉をかばい若い京子を静かに諭す。紀子が東京に帰る前に、周吉は上京した際の紀子の優しさに感謝を表す。妻の形見だといって時計を渡すと紀子は号泣する[6]。がらんとした部屋で一人、周吉は静かな尾道の海を眺めるのだった。
3. 何回め?
初めて!
4. わたし的お気に入り度(5⭐️満点)
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
5. 予告編。
6. ひとこと。
前々回の裏にじで紹介した「大人の見る絵本」につづき、今回も小津安二郎作品!
ずっと見たかった作品です。今見てよかった作品だなーって思いました。きっと10代とか20代の自分が見てたとしても、あまり響かなかったんじゃないかな??
話に何か奇想天外なことや、ファンタジックなことが起きるわけではなく、誰にでも起こりうるシチュエーションばかりが映し出されてました。作品の中でたくさん出てくる「うちわで仰ぐ」という動作が作品に静かなリズムを与えていて、とってもよかったです。
家族、家族の絆、老夫婦、老いるということ、死んで行くことetc・・普遍的なテーマがぎっしり詰まっていながらも、重さを感じることなく2時間以上と長い映画だけれども見ることができました。
やっぱり「名作」でしたー!新年にこれを見れてよかったです!
それと・・原節子さんが本当に美しくてうっとりでした。
次回の裏にじもお楽しみに〜!
*「裏にじ」とは飛騨高山にあるコミュニティスペース「にじ」の住人が、たった一人で鑑賞した映画を紹介する記事です。
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